謎のブログ

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【ミリシタ】イベント楽曲盗作によるイベント中止騒動、何が問題なのか?

※1/26 一部加筆修正


アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズの楽曲がパクリだったことでゲーム内のイベントが中止になった騒動。

ファンだからこそパクリだと認めたくなかった気持ちはわからないでもないが、運営の態度が誠実と判断しミリシタ運営を問題視するどころか褒めたくる人がいたのは首を傾げてしまった。

しかも、パクリではないかと指摘した者を悪者扱いする、デレマスPのせいにする、パクられ元のジャニーズとコラボしようぜ!なんて厚かましく言うような人間がいたのは、正直言って腹が立った。

楽曲が類似している部分があると発覚してイベントの中止を決定した以上、パクリであることは公式に認められたと言って過言ではないのに「類似していただけ」「たまたま似ただけ」と擁護するミリシタ運営信者の皆さんには呆れるばかりである。

この騒動を風化させないために、この騒動がどのようにして起きたのかを時系列でまとめると同時に、今回のイベント中止や盗作の何が問題だったのか振り返りたい。

 

愛の旋律が盗作だと判明するまでの流れ

※ミリシタから引用した画像があるが、ゲーム内のメールやブログの日付が騒動が起きてからログインしたため初公開されたときの日時ではない。デレステのデレポのアイドルたちの投稿と違って、ミリシタのメールやブログの日付はプレイヤーのログイン状況などで異なってくるので、そこを考慮して参考にしてほしい。

 

2021年1月11日、【生配信】ミリシタ年始の生配信 2021年もミリシタですよ♪【アイドルマスター】がYouTubeニコニコ動画などのアイドルマスターの公式動画チャンネルで配信。

その中で近日公開新規イベント楽曲『愛の旋律(メロディー)』が公表される。

該当の生配信は、YouTube公式チャンネルでは配信日から1週間を過ぎると非公開になるため、現在は非公式な手段でしか番組の内容を確認できない。

以下の公式サイトにて発表された内容が掲載されている。

生配信内でMVが公開された当初は、愛の旋律のサビがHey!Say!JUMPの『瞳のスクリーン』に似ているとネタにしている人、Twitter上で愛の旋律と瞳のスクリーンをつなげた動画を投稿した人はいたが、1月19日のイベント開催日までは大きな話題になることがなかった。

ミリシタ公式Twitterでイベント開催のお知らせがツイートされる。

報酬アイドルの1人、豊川風花がイベント開催の前にブログを投稿。

タイトルは『燃えています♪』。

イベントが開催される前に報酬アイドルの1人がブログを更新し、イベントが終了した後にもう1人の報酬アイドルがブログを更新するのがミリシタではお約束の流れ。

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イベント開始の1月19日、イベント開始時刻の15:00の1時間前である14:00に突如イベントの中止が告知される。

ミリシタ公式Twitter、およびアプリ内のお知らせが記載。

イベント中止の理由は諸般の事情により急遽中止が決定とだけ記されていた。

イベント中止の補填として、1/19〜1/20にかけてプラチナガシャ10回チケットが1日1枚、1/21〜1/26にプラチナガシャ1日10回無料(以下、無料10連と表記)を行うと予告。

ちなみに、イベント中止に伴ってミリシタがTwitterでトレンド入りした。

ゲームの不具合などのメンテナンスによって開催が遅れる、イベントが中断されることはあっても、イベントが中止になることはなかなか前例がなかったこともあり、物議を醸し出した。

理由の詳細がわからなかったためなぜ中止になったか様々な推測が出たが、愛の旋律がHey!Say!JUMPの瞳のスクリーンに酷似していたためではないか?という説が濃厚とされ広まった

検証動画も投稿されており、あまりにも似ていると評価する人もいれば、たまたま似ただけだとしてパクリが原因で中止になったのではないと主張するミリシタのファンもおり、炎上とまではいかないが様々なまとめブログやゲーム系ニュースサイトでも取り上げられ話題となった。

 1/20、ゲーム内で報酬アイドルだった豊川風花がブログにてイベントが中止になったことに言及。

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もう1人の報酬アイドル高山紗代子がメール(リアルのようにプレイヤーであるプロデューサーに向けられたものである設定のテキスト)を発信。

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この時点で具体的な詳細が公表されていなかったのに対し、イベントの報酬アイドル2人に謝罪をさせたことで、これに不満を抱いた人々からアイドルの盾として揶揄され批判の声が上がる。

一方で世界観を大事にした運営の誠実な対応と評価するファンもおり、アイドルの盾と批判する者と擁護をする者とで意見が割れた。

 

同じ日付の14:50、開催中止のお知らせに追記。今後の対応の協議を勧めている、詳細の説明は追ってご案内するということが追記された。

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※ここでイベント開催中止のお知らせのキャプチャ画像を掲載する。1/20に追記がされた以降のキャプチャ画像しか用意できず、申し訳ない。

 1/21に日付が変わり予告通り無料10連が開始。

1/21 10:30頃にイベント中止の詳細がアプリ内でのみ掲載される。

お知らせで掲載された詳細のキャプチャ画像は後述の検証で掲載。

1/21 11:01にミリオンライブに楽曲を提供をしている作曲家ラムシーニ氏が以下のツイートを投稿。

 

なあに、でえじょうぶだ!

頭からお尻までメロまるパクリして

なおかつパクリ元のトラックまで流用して

大問題になった事務所しっとるど!

それにくらべれば!

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さすがにまずかったのか、翌日には削除されていた。

ちなみに、ラムシーニ氏がミリオンライブで担当した楽曲は以下。楽曲名のみ掲載。

 

作曲

絶対的Performer、My Evolution、シャクネツのパレード、満腹至極フルコォス、瑠璃色金魚と花菖蒲P.S I Love You

編曲

月曜日のクリームソーダメメント?モメント♪ルルルルル☆

 

下記のラムシーニ氏がnoteでまとめた記事から引用。

ミリオンライブ以外にも様々な楽曲に携わっている人物であるにも関わらず、軽率な発言である。

note.com

 ↓

1/22に中止になったイベントの代替でミリシタ初期に開催されることが多かったTHEATER SHOW TIME☆が開催されることが決定。

↓ 

1/23にミリシタ感謝祭が17:30から開催される。

1/22に詳細を掲載したこともあり、感謝祭内で愛の旋律イベント中止には一切触れることはなかった。

 

なぜ愛の旋律のイベントが中止になったのか?

ここでイベント「プラチナスターツアー〜愛の旋律〜」中止につきまして詳細のご報告の全文をキャプチャ画像と書き写しにて掲載。

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以下、ミリシタ内のお知らせ全文の書き写し。

 

アイドルマスター ミリオンライブ!  シアターデイズ」をご利用いただき、誠にありがとうございます。

 

昨日お知らせいたしましたイベント「プラチナスターツアー〜愛の旋律〜」中止の件につきまして、詳細をご報告いたします。

本イベント用に作成した楽曲「愛の旋律」につきまして、発表後のお客様のお問い合わせから、他者権利既存楽曲に酷似している部分があることが判明いたしました。

 

状況確認と検討を重ねました結果、このままイベントを開催するのは不適切との判断に至り、中止を決定させていただいた次第です。

事実確認と協議にお時間をいただき、イベント開催直前まで中止のご案内ができなかったことを深くお詫び申し上げます。

他社権利既存楽曲との類似性に関しましては、その後の確認により意図したものではなく結果として発生してしまったものと判断しておりますが、引き続き今後の対策に関して協議をしてまいります。

イベントを楽しみにして頂いた皆様には大変申し訳ございませんでした。

また、類似してしまいました楽曲の関係者の皆様にもご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

 

本イベントのために結成されたユニット「chicAAmor」のアイドル及び関係者の皆様には、一切の責任はございませんことを皆様にお伝えいたします。

また今後につきましても、必ず「chicAAmor」の楽曲イベントを開催することをお約束いたします。

イベント開催準備のため、少々長いお時間をいただくことになりますが、何卒ご理解の程をよろしくお願いいたします。

 

今後はこのようなことが無いよう、再発防止に取り組んでまいります。

改めまして、皆様にご迷惑おかけしたことを、深くお詫び申し上げます。

 

今後とも「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」をよろしくお願いいたします。

 

以上、書き写し終わり。

 

>本イベント用に作成した楽曲「愛の旋律」につきまして、発表後のお客様のお問い合わせから、他者権利既存楽曲に酷似している部分があることが判明いたしました。

発表後、お客様のお問い合わせから他社権利既存楽曲に酷似している部分があることが判明と記してある。

このような書き方なので、たまたま似てしまったとかよくあるフレーズだと擁護する者がいるが、たまたま似てしまっただけなのであればイベント中止にまでならないだろう

また、他社権利既存楽曲とだけ書かれているのでどの曲に似ていたかまでは当然書かれていないが、Hey!Say!JUMPの「瞳のスクリーン」に酷似してしまったと考えるのが自然である。

また、お問い合わせから酷似が判明としているが、1月11日の生配信の前になぜ酷似していないかチェックできなかったのか疑問である

 

>状況確認と検討を重ねました結果、このままイベントを開催するのは不適切との判断に至り、中止を決定させていただいた次第です。

>事実確認と協議にお時間をいただき、イベント開催直前まで中止のご案内ができなかったことを深くお詫び申し上げます。
状況確認と検討というのは、作曲家編曲家といった楽曲に関わった作家への事実確認がもちろん含まれているだろう。

CDのリリースも視野に入れて展開しているので、ランティスとも話し合いがあったと思われる。

だが、事実確認と協議に時間がかかるのは理解できたとしても、直前のイベント中止の時点で理由を簡素な文章でだけでも記すべきだった

結局楽曲の盗作疑惑が原因だったとはいえ、イベント中止の理由を巡って様々な憶測が飛び交い荒れてしまったのは良いとはいえないであろう。

また、生配信からしばらく時間が経ってお客様からお問い合わせがあったことを理由とし、開始時刻の1時間前にイベント中止って、鱗滝先生の言葉を借りるとするなら…

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同じことを言うが、生配信でお披露目する前から楽曲をチェックすることはできなかったのだろうか?

 

>他社権利既存楽曲との類似性に関しましては、その後の確認により意図したものではなく結果として発生してしまったものと判断しておりますが、引き続き今後の対策に関して協議をしてまいります。
意図したものではないというのは、トレス騒動やパクリ騒動の謝罪文ではよくある一文である。

今回のミリシタの盗作ではイベント中止にまでいったのであるのだから実質的にパクリを認めたと考えて良いだろう

「ワンフレーズだけ似ていたから中止にしなくても大丈夫だったのに中止を決断した運営偉い!」とか言う奴がいるが、結局後めたいことをしておいて何が偉いのだろうか?

歌詞の一文が似ているだけで訴えられたケースだってあるのだ。

「他のゲームアニメにだって酷似している曲があるのにそれはいいのか!」と言う者もいたが、その楽曲はドラゴンボール改の劇伴のように作曲家がパクリと認めて販売中止になったのか?

一ユーザーがどれだけパクリだと思っていても、それが公に認められなければそれは一つの意見でしかなく、パクリと断定できないのである。

 

ミリシタ運営は盗作を認めた、イベント中止を決断した。

パクリでないならイベントはそのまま行うことだってできたはずなのだ、どれだけたまたま似てると擁護しても、イベント中止が決定し協議しなければならなくなった状況、それに至った結果が全てなのだ

2015年に発表されたデレマスの楽曲「青空エール」のイントロはQUEENの「We Will Rock You」にそっくりではあるが、デレステでいまだに遊ぶことができるし、バージョン違いの楽曲がCDに収録されている。

本当に問題視されているのであれば今頃表に出ることはなくなっているはずだ。

デレマスも過去にはなんらかの理由があってイラストを差し替えたことはあった。

とにかく、問題があるなら運営は動く、問題ないなら運営は動かない。

 

>本イベントのために結成されたユニット「chicAAmor」のアイドル及び関係者の皆様には、一切の責任はございませんことを皆様にお伝えいたします。

>また今後につきましても、必ず「chicAAmor」の楽曲イベントを開催することをお約束いたします。

『アイドル及び関係者の皆様には、一切の責任はございません』って、これはアイドルを演じているキャスト及びその関係者に言っているの?

アイドル(キャラクター)目的でイベントを遊ぼうと思っていたプロデューサー(プレイヤー)のことを言っているの?

もしかしてアイドルの盾と批判されたことを謝っているの?

こういう謝罪文で変にミリシタの世界観を意識されても困る、なんのことを指して言っているのかわかりにくい!

あくまでプレイヤーに向けて発信する文章なんだから、そこははっきりさせて欲しい。

風花がブログでイベントの中止に触れたことと紗代子がメールでコメントしたことに関して何が問題だったかといえば、事前に運営が何が原因で中止になったのか、簡単に軽くでもいいから明らかにすることができなかったからだ。

時系列を踏まえて考えると、中止を決定した段階で楽曲に盗作疑惑が浮上している可能性もありえる。

最初の中止告知で理由を明らかにしておけば、あるいは21日で詳細が明らかになってからアイドルにコメントをさせていれば、アイドルの盾と言われることはなかっただろう

これは個人的意見だが、今回盗作が発覚したユニットでイベントをやるのはやめたほうがいいのではないだろうか、楽曲の盗作騒動が起きちゃったイベントの振り替えだって言われちゃうと思うのだが。

 

>今後はこのようなことが無いよう、再発防止に取り組んでまいります。

 再発防止に取り組んでいくのはいいけど、今回の楽曲を手掛けた瞳のスクリーンをパクってしまった作曲家は誰なのか?

それをハッキリさせないのは作曲家を守るために致し方ないとする意見は人道的な意味でまあまあ理解できるのだが、愛の旋律を作曲した作曲家の名前を隠してしまうことでまたいらない憶測を招いてしまうのだがいいのだろうか?

今までミリオンライブに楽曲を提供したことがない全く新しい作家さん?

それともミリオンライブでおなじみの作曲家さん?

まさか丸々パクったのに比べればなんて言ったラムシーニ氏?

ランティスのミリオンライブ担当の体制が甘いからこの騒動は起きたのか?

性格が悪いかもしれないけど、これまでもこれからもミリオンライブに楽曲を提供していく作曲家にいらぬ疑いをかけられてしまう懸念を抱えたままミリオンライブを展開していくつもりなのか?

犯人探しをして歪んだ正義感でパクった作曲家を叩くつもりか!と言われそうだが、そういう疑いの目をかけられる状況にミリオンライブは陥っているのだ。

そもそもミリマスのファンはVtuberが楽曲をカバーしたら怒り狂ってた、自分たちの好きな作品に起きたパクリ騒動は運営よくやったと褒めてそのままでいいのか?

 

今後のミリオンライブが歩む先は暗い

まとめに入るが、今回の盗作騒動を踏まえて改めてミリオンライブというコンテンツが腐りきってるなと思わされた。

去年の1月は無料10連キャンペーンでバグが起こり、その補填対応でやらかして問題になった。

去年から何にも変わっていない、もちろん悪い意味で

むしろ去年よりもひどい、なにせ楽曲の盗作が発覚し、イベント中止というアプリゲーにおいて前代未聞の不祥事を起こしてしまったのだ。

デレマスより楽曲がいい!とアピールしていたミリマスPにとってこの騒動はとてつもないダメージだ

ミリオンライブを好きな人全てがダメというわけではない、しかし運営の甘さとずさんさ、ミリシタPの運営に対する甘さ、運営とユーザーのお互いが甘やかし甘やかされていてあまりにも独特の世界を作り上げてしまっている。

今回の盗作騒動は外野が騒ぎ立てるせいで大事になった、デレマスPのせいだ、これを機にジャニーズとコラボしようぜetc……………そんなこと口にして運営擁護に回れるとか、ふざけているのか?

自分がデレマスPだからそう見えてしまっているのかもしれないが、ミリシタ側のクレイジークレイジーの扱いとか、公式ラジオであるミリラジで山崎はるかがデレマスを悪く言い始めるのとか、ラムシーニ氏の楽観的なツイートとか、ファンだけじゃなくてキャストや関係者も含めてどうかしてるのでは?と思うところがある。

かつてはミリシタも遊んである程度課金していたからこそ言いたくなるが、このまま続けばどんどん腐っていくだろう。

 

ミリシタ楽曲盗作騒動の何が問題か

●愛の旋律という楽曲がHey!Say!JUMPの瞳のスクリーンに酷似、結果的に盗作だった

●イベント中止決定からの行動の順序がとにかく悪い

・理由が明らかになったあとであればアイドルの盾などと批判されなかった

●イベント中止になった結果が全て

・ワンフレーズ似ていただけ、たまたま似ただけならそれならイベントを中止にしなくていい

・他の楽曲がパクリかどうかをパクった側がどうこう言ったところで変わらない

●愛の旋律を手掛けた作曲家は誰なのか?

・ミリオンライブに携わった作曲家たちに疑いの目がかかったままでいいのか?

・愛の旋律を手掛けた作曲家を公表するべきか否か?