謎のブログ

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【シャニマス】水着デザインが酷似してしまった問題について【パルフェット】

2021年7月20日から有償販売されたアイドルマスターシャイニーカラーズの田中魔美々の水着が、株式会社スタニングアーツから展開しコスプレイヤーの鳴海ゆい氏が立ち上げたブランド・pharfaite(パルフェット、以下パルフェットと表記)が過去に販売していた商品と酷似していた問題。
この問題について、パルフェットと鳴海ゆい氏が何を伝えたかったのか理解できていない人が多いと思ったので自分の所感も交え触れていく。

該当の衣装デザインの画像を使いたいが、使ったらパルフェット公式ツイッターみたいに勝手にゲーム内の画像を使うなんて著作権違反だ!みたいな揚げ足取りをされると思うので割愛。
これ、前にミリシタの楽曲盗作疑惑の記事でも鬼滅の刃の鱗滝先生のコマの画像を使ったら、Twitterで僕の記事を引用して著作権違反してるやつに言われたくないみたいなこと言われた。
僕の指摘が不愉快だったから論点逸らししたかったんだろうけど、いちいち人に対して品行方正さを細かくネチネチ求める人ってなんなんだろうね。
人のこと言えるかと言われたら黙るしかないけど。

 

●事の発端となったツイート

 7月20日パルフェット公式アカウントがツイートでシャニマスの水着デザインについて触れる。
多方面から問い合わせが来たという点。シャニマスに実装される前のタイミングでデザインは公表されてたと思うので、そこでパルフェットを愛用している人がパルフェットの方にも連絡したのではないかなと。
また、パルフェット側が協力したわけではない、関与していないことも明示している。
このツイートに盗用という言葉が出ているけど、『普段盗用がどうとか、権利関係に厳しい会社やイラストレーターさんがこういう事するのか〜とモヤモヤしますね…ちゃんと一声掛けて…』と言っているだけで、水着デザインが酷似したことに対して盗用されている!と断言したわけではない文体である。
盗用を疑うレベルで酷似してるので、話題が広がるにつれて段々盗用という言葉が一人歩きしていき、まとめブログなども『盗用された』という体でまとめちゃったので、この騒動がデザイン元が盗用されてると断定したような問題として拡散されてしまった。
誤解しやすい文章になっちゃったのは否めないが、盗用を断定していないがこの件をパルフェット側が問題に感じたことは確かだろう。日本語って本当に難しい。

 

パルフェット側は何を伝えたかったのか

以上のnoteの記事から本文を引用。
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某ゲームに弊社のデザインした水着と極めて酷似したイラストが使用されている件について。

様々なリプや引用RTがございましたので改めて当方の見解をここに簡単に記しておきます。

まず前提として当方はこれを権利侵害を主張したり法的措置を講じるというつもりは毛頭ありません。

1デザイン毎に意匠権登録など手間とお金がかかる事はしませんし、そもそも衣類とイラストが対象である以上法的保護は意味を成しません。そんな事はこれまで何度も調べて自分なりに理解しているつもりです。

また、該当イラストが盗用であるとは一言も申してないにも関わらず当方が争う姿勢を示しているかのように誤解されていらっしゃる方も多い為、何故あのツイートをしたのかを説明しておいた方が良いかと思った次第です。

勿論当方の見解はそれが1年以上前に発売した水着のデザインと酷似していると感じましたし、同時にとても残念な気持ちになりました。

何故ならそのデザインは構想からサンプルアップ、製品化に至るまで半年以上の時間をかけ、苦労の末に製品化したものです。

それが自分の知らぬ所でゲームの課金アイテムのデザインとして使われているとしたら、居た堪れない気持ちにもなります。

また、此方の製品は大変好評で現在は完売してしまっている製品の為、追加生産も視野に入れていたものです。仮に弊社製品である事を知らない方が先にイラストを見たら、逆に弊社がデザインを流用したと思われる可能性すら有ります。

そうした弊社の事業に支障を期たす可能性も踏まえての対応と理解頂ければ幸いです。

何度も申し上げますがこの件に関しては権利侵害の話をしたい訳でもなく、企業間で解決すべきという対話を望んでいる訳でもありません。

あくまでも該当ツイートは弊社の見解であり、該当デザインによって製品化されたそれは弊社デザイナーが苦心して作り上げたものであるという自負を主張するためのものであります。

再度申しますが、文章をきちんと読んで頂ければ分かるかと思いますが今回のイラストについては弊社デザインを盗用されていると断定もしていません。無意味な係争に興味は有りませんので法律だ、権利だという議論は一切しておりません。

ただひとつ、当方が作り出すデザインはプライドと誇りをかけて、時間と費用をかけて形にした弊社固有の、唯一無二のものであるという事を改めて主張する事が当方の目的であり、同時に弊社製品への愛情表現でもあります。

逆に、個人の肖像権を侵害している方数名につきましては会社として情報開示請求を行った上で損害賠償請求を裁判所に提出させて頂く所存です。既に削除されているものについては判断を保留としますが、安易な権利侵害行為は為にならないと自覚頂きますよう。重ねてご忠告致します。

以上です。
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以上引用終了。
この文章が何を伝えたいのか要約してまとめる。

・権利侵害を主張、法的措置をとるつもりはない
1デザイン毎に意匠権登録はお金と手間がかかるとしているし、法律的な問題として事を大きくする意図はないようだ。
ただ、この件を全く問題視していないかと言われたら、全体的に見ればそうではない文体だと読解できる。

シャニマスの水着デザインを盗用とは言っていない
ここはシャニマスファンからは非常にモヤモヤするポイントだと思う、じゃあなんで話題にしたのかと。
上でも触れたが、発端となったツイートにおいて、盗用という言葉はシャニマスの水着デザインが盗用されてると主張する意図で使っておらず、大企業であるバンダイナムコが自分のブランド商品に酷似したデザインの水着を出してきたことに対して、シャニマスの開発チームや該当の水着を担当したイラストレーターに対して残念な気持ちを抱いたことを表現するために出てきた言葉である。
盗用されたので法的措置を実行するとか、そういうことは言っていない。
逆に言えば、第三者である我々が見ても盗用を疑いたくなるレベルで酷似していた、としか言いようがない。
盗用だとして法的措置に移るのでは?と話題が広がってしまったので、そのような意図はないことも盗用だと断定していないこともしっかり表明したのだと思われる。

・デザインは酷似していると認識しているので残念な気持ちを抱いている
しかし、鳴海氏及びパルフェット側はシャニマスの水着デザインが酷似しているという認識でいるし、だからこそ残念な気持ちを抱きパルフェット公式ツイッターであのような発言が出た。
このnoteの投稿をもってシャニマスへの疑いが晴れた!と主張しているシャニマスファンがTwitterにいたが、パルフェット公式がそのシャニマスファンに事実と異なる見解を広めないで欲しいと釘を刺しに来ているので、デザインの酷似を問題視しているのは明らかだ。

・苦労かけた商品デザインが課金アイテムに使われているから居た堪れない気持ち
酷似してしまった商品デザインは製品化に至るまで半年かけ、苦労の末に製品化したものだと書かれている。
それがシャニマスの有償ジュエルだけでしか買えない課金アイテムに使われてるとなったら、それは権利元からすれば不快感を示すだろう

パルフェット側がシャニマス側から盗用していると誤解されないために主張
個人的にここが一番大事なポイントだと思っている。
シャニマスで使われてしまった商品は追加生産、販売を考えているものだという。
その商品が販売に至った時、シャニマスファンをはじめとする第三者パルフェットがシャニマスからパクった!と騒ぎ炎上させられたらたまったものではないだろう。
現に、今回の事件の対するアイマス界隈から起きたパルフェットへの非難を見ていれば、ツイートも含めて行動に移したのは間違いではない。

 

●該当の水着デザインの変更が決定
パルフェットの商品と酷似した魔美々の水着だけでなく、他の水着にもデザインが酷似しているのではないか?という指摘が発生していたようだ。
それらの情報は追いかけていないので割愛する。
今回の騒動を受けてなのか、シャニマスのゲーム内のお知らせで指摘のあった水着デザインを変更することが告知された
シャニマスの公式ツイッターでは触れられておらず、認知していない人もいる可能性を考え記述しておく。

 

●外野から出た野次へのツッコミ
今回の騒動で一番良くないと思ったのは、シャニマスファンやアイマスPが擁護するために鳴海氏の過去のコスプレ画像を記載したツイートを持ち出してシャニマス運営を正当化しようとしたり、アイマスシリーズの過去の失態を持ち出したり、パルフェット側がシャニマス運営を攻撃したと解釈してパルフェット側を非難したりした外野にすぎない野次馬たちだ。
特に、過去のコスプレ画像を持ち出して、アイマスのロゴがどーとか指摘して鳴海氏にも問題があったのに今回のことを指摘する資格はない!と言い出してシャニマス運営を悪くないと擁護したり、喧嘩両成敗とか言ってる有象無象。
有償ROM販売していたとはいえ二次創作として行った鳴海氏と、シャニマス運営のやらかしを同じ天秤で測って弾劾するのは筋違いなうえに論点逸らし以外の何者でもない。

はっきり言って、パルフェット側よりもシャニマス運営側の方が持っている力は強いだろうし、褒められた行為ではないにせよTwitterで自分のとこの商品デザインが勝手に使われたことに言及しなければ、パルフェット側はただ泣き寝入りするしかないし、追加生産販売を開始したときにシャニマスファンやアイマスPに文句を言われたらと思うと行動に移すが吉だろう。
けものフレンズでアニメ2期から降板させられたときに「ざっくりカドカワ方面」とか言っていろんな人を混乱させたたつき監督と違って、何が問題に思ってどうして事に及んだのかしっかり説明しているのだから、僕はパルフェット側にもしっかり正当性があると考えている。

 

●終わりに
パルフェット、及び鳴海ゆい氏を攻撃した野次馬やアイマスPに胸糞悪さを感じたので書いた。
結果的にシャニマス運営が指摘があったとして該当の水着デザインを取り下げ変更することを決めたし、これは運営も非があることを暗に認めて行った措置だろう。
僕自身、ふだんから見本となる行いができてるわけではないが、だからといってこの事に言及しちゃダメだと第三者に言われる筋合いはない。
ここ最近の世の中を見てると、正義感や倫理観を盾に叩けると思った相手を執拗にいじめる輩が多くて、息苦しさを感じる。
これを読んで、お前だってシャニマスファンやシャニマス運営をいじめてるとか思ったやつ、そうやってオウム返しするしかできない自分の貧困な品性をまずは改めてほしいものだ。

 

 (2021.7.26 追記)
Twitterにて、弁護士の方がこの騒動についてコメントしていたので、引用したいと思います。
以下のリンクから御覧ください。

(2021.7.22 追記)
異論反論あると思いますが、これまでアイマス関係の問題を取り上げたりするとまともに話のできない人ばかり突っかかってきたので、相手にする人は選ばせていただきます。