謎のブログ

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デレステミリシタコラボに関するアンケート結果発表【Twitter版】

先日まで回答受付中だったデレステとミリシタのコラボに関するアンケートの結果が出たので、その結果を掲載します。

また、デレステ運営にもお見せするという触れ込みでアンケートを募ったものです。

 

以上が結果です。

一番最初の質問に答えた人数を総参加人数と捉えれば約200名がアンケートに参加してくださいました。ご協力ありがとうございます。以上の結果はデレステ運営の皆様にお届けしたいと思います。

考察に関しては個人的な考えがどうしても出てしまうものになるので別記事で出そうと考えています。出来上がりましたらぜひ御覧ください。

デレステとミリシタのコラボイベントに関するアンケートへのご協力のお願い

3/5追記 回答の受付は終了しました。結果は別記事で掲載します。

 

2月25日をもって、デレステで行われたミリシタコラボイベント『ハーモニクス』が終了しました。

参加した皆さん、おつかれさまでした。

ここで、アンケートのお願いです。

今回のデレステとミリシタのコラボイベントに関してのアンケートを実施したいと思います。

3月4日(木) 23:59までの受付とします。回答にはGoogleアカウントが必要です。

たくさんのご回答お待ちしております。

forms.gle

【ミリシタ】イベント楽曲盗作によるイベント中止騒動、何が問題なのか?

※1/26 一部加筆修正


アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズの楽曲がパクリだったことでゲーム内のイベントが中止になった騒動。

ファンだからこそパクリだと認めたくなかった気持ちはわからないでもないが、運営の態度が誠実と判断しミリシタ運営を問題視するどころか褒めたくる人がいたのは首を傾げてしまった。

しかも、パクリではないかと指摘した者を悪者扱いする、デレマスPのせいにする、パクられ元のジャニーズとコラボしようぜ!なんて厚かましく言うような人間がいたのは、正直言って腹が立った。

楽曲が類似している部分があると発覚してイベントの中止を決定した以上、パクリであることは公式に認められたと言って過言ではないのに「類似していただけ」「たまたま似ただけ」と擁護するミリシタ運営信者の皆さんには呆れるばかりである。

この騒動を風化させないために、この騒動がどのようにして起きたのかを時系列でまとめると同時に、今回のイベント中止や盗作の何が問題だったのか振り返りたい。

 

愛の旋律が盗作だと判明するまでの流れ

※ミリシタから引用した画像があるが、ゲーム内のメールやブログの日付が騒動が起きてからログインしたため初公開されたときの日時ではない。デレステのデレポのアイドルたちの投稿と違って、ミリシタのメールやブログの日付はプレイヤーのログイン状況などで異なってくるので、そこを考慮して参考にしてほしい。

 

2021年1月11日、【生配信】ミリシタ年始の生配信 2021年もミリシタですよ♪【アイドルマスター】がYouTubeニコニコ動画などのアイドルマスターの公式動画チャンネルで配信。

その中で近日公開新規イベント楽曲『愛の旋律(メロディー)』が公表される。

該当の生配信は、YouTube公式チャンネルでは配信日から1週間を過ぎると非公開になるため、現在は非公式な手段でしか番組の内容を確認できない。

以下の公式サイトにて発表された内容が掲載されている。

生配信内でMVが公開された当初は、愛の旋律のサビがHey!Say!JUMPの『瞳のスクリーン』に似ているとネタにしている人、Twitter上で愛の旋律と瞳のスクリーンをつなげた動画を投稿した人はいたが、1月19日のイベント開催日までは大きな話題になることがなかった。

ミリシタ公式Twitterでイベント開催のお知らせがツイートされる。

報酬アイドルの1人、豊川風花がイベント開催の前にブログを投稿。

タイトルは『燃えています♪』。

イベントが開催される前に報酬アイドルの1人がブログを更新し、イベントが終了した後にもう1人の報酬アイドルがブログを更新するのがミリシタではお約束の流れ。

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イベント開始の1月19日、イベント開始時刻の15:00の1時間前である14:00に突如イベントの中止が告知される。

ミリシタ公式Twitter、およびアプリ内のお知らせが記載。

イベント中止の理由は諸般の事情により急遽中止が決定とだけ記されていた。

イベント中止の補填として、1/19〜1/20にかけてプラチナガシャ10回チケットが1日1枚、1/21〜1/26にプラチナガシャ1日10回無料(以下、無料10連と表記)を行うと予告。

ちなみに、イベント中止に伴ってミリシタがTwitterでトレンド入りした。

ゲームの不具合などのメンテナンスによって開催が遅れる、イベントが中断されることはあっても、イベントが中止になることはなかなか前例がなかったこともあり、物議を醸し出した。

理由の詳細がわからなかったためなぜ中止になったか様々な推測が出たが、愛の旋律がHey!Say!JUMPの瞳のスクリーンに酷似していたためではないか?という説が濃厚とされ広まった

検証動画も投稿されており、あまりにも似ていると評価する人もいれば、たまたま似ただけだとしてパクリが原因で中止になったのではないと主張するミリシタのファンもおり、炎上とまではいかないが様々なまとめブログやゲーム系ニュースサイトでも取り上げられ話題となった。

 1/20、ゲーム内で報酬アイドルだった豊川風花がブログにてイベントが中止になったことに言及。

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もう1人の報酬アイドル高山紗代子がメール(リアルのようにプレイヤーであるプロデューサーに向けられたものである設定のテキスト)を発信。

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この時点で具体的な詳細が公表されていなかったのに対し、イベントの報酬アイドル2人に謝罪をさせたことで、これに不満を抱いた人々からアイドルの盾として揶揄され批判の声が上がる。

一方で世界観を大事にした運営の誠実な対応と評価するファンもおり、アイドルの盾と批判する者と擁護をする者とで意見が割れた。

 

同じ日付の14:50、開催中止のお知らせに追記。今後の対応の協議を勧めている、詳細の説明は追ってご案内するということが追記された。

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※ここでイベント開催中止のお知らせのキャプチャ画像を掲載する。1/20に追記がされた以降のキャプチャ画像しか用意できず、申し訳ない。

 1/21に日付が変わり予告通り無料10連が開始。

1/21 10:30頃にイベント中止の詳細がアプリ内でのみ掲載される。

お知らせで掲載された詳細のキャプチャ画像は後述の検証で掲載。

1/21 11:01にミリオンライブに楽曲を提供をしている作曲家ラムシーニ氏が以下のツイートを投稿。

 

なあに、でえじょうぶだ!

頭からお尻までメロまるパクリして

なおかつパクリ元のトラックまで流用して

大問題になった事務所しっとるど!

それにくらべれば!

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さすがにまずかったのか、翌日には削除されていた。

ちなみに、ラムシーニ氏がミリオンライブで担当した楽曲は以下。楽曲名のみ掲載。

 

作曲

絶対的Performer、My Evolution、シャクネツのパレード、満腹至極フルコォス、瑠璃色金魚と花菖蒲P.S I Love You

編曲

月曜日のクリームソーダメメント?モメント♪ルルルルル☆

 

下記のラムシーニ氏がnoteでまとめた記事から引用。

ミリオンライブ以外にも様々な楽曲に携わっている人物であるにも関わらず、軽率な発言である。

note.com

 ↓

1/22に中止になったイベントの代替でミリシタ初期に開催されることが多かったTHEATER SHOW TIME☆が開催されることが決定。

↓ 

1/23にミリシタ感謝祭が17:30から開催される。

1/22に詳細を掲載したこともあり、感謝祭内で愛の旋律イベント中止には一切触れることはなかった。

 

なぜ愛の旋律のイベントが中止になったのか?

ここでイベント「プラチナスターツアー〜愛の旋律〜」中止につきまして詳細のご報告の全文をキャプチャ画像と書き写しにて掲載。

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以下、ミリシタ内のお知らせ全文の書き写し。

 

アイドルマスター ミリオンライブ!  シアターデイズ」をご利用いただき、誠にありがとうございます。

 

昨日お知らせいたしましたイベント「プラチナスターツアー〜愛の旋律〜」中止の件につきまして、詳細をご報告いたします。

本イベント用に作成した楽曲「愛の旋律」につきまして、発表後のお客様のお問い合わせから、他者権利既存楽曲に酷似している部分があることが判明いたしました。

 

状況確認と検討を重ねました結果、このままイベントを開催するのは不適切との判断に至り、中止を決定させていただいた次第です。

事実確認と協議にお時間をいただき、イベント開催直前まで中止のご案内ができなかったことを深くお詫び申し上げます。

他社権利既存楽曲との類似性に関しましては、その後の確認により意図したものではなく結果として発生してしまったものと判断しておりますが、引き続き今後の対策に関して協議をしてまいります。

イベントを楽しみにして頂いた皆様には大変申し訳ございませんでした。

また、類似してしまいました楽曲の関係者の皆様にもご迷惑をおかけしましたことをお詫び申し上げます。

 

本イベントのために結成されたユニット「chicAAmor」のアイドル及び関係者の皆様には、一切の責任はございませんことを皆様にお伝えいたします。

また今後につきましても、必ず「chicAAmor」の楽曲イベントを開催することをお約束いたします。

イベント開催準備のため、少々長いお時間をいただくことになりますが、何卒ご理解の程をよろしくお願いいたします。

 

今後はこのようなことが無いよう、再発防止に取り組んでまいります。

改めまして、皆様にご迷惑おかけしたことを、深くお詫び申し上げます。

 

今後とも「アイドルマスター ミリオンライブ! シアターデイズ」をよろしくお願いいたします。

 

以上、書き写し終わり。

 

>本イベント用に作成した楽曲「愛の旋律」につきまして、発表後のお客様のお問い合わせから、他者権利既存楽曲に酷似している部分があることが判明いたしました。

発表後、お客様のお問い合わせから他社権利既存楽曲に酷似している部分があることが判明と記してある。

このような書き方なので、たまたま似てしまったとかよくあるフレーズだと擁護する者がいるが、たまたま似てしまっただけなのであればイベント中止にまでならないだろう

また、他社権利既存楽曲とだけ書かれているのでどの曲に似ていたかまでは当然書かれていないが、Hey!Say!JUMPの「瞳のスクリーン」に酷似してしまったと考えるのが自然である。

また、お問い合わせから酷似が判明としているが、1月11日の生配信の前になぜ酷似していないかチェックできなかったのか疑問である

 

>状況確認と検討を重ねました結果、このままイベントを開催するのは不適切との判断に至り、中止を決定させていただいた次第です。

>事実確認と協議にお時間をいただき、イベント開催直前まで中止のご案内ができなかったことを深くお詫び申し上げます。
状況確認と検討というのは、作曲家編曲家といった楽曲に関わった作家への事実確認がもちろん含まれているだろう。

CDのリリースも視野に入れて展開しているので、ランティスとも話し合いがあったと思われる。

だが、事実確認と協議に時間がかかるのは理解できたとしても、直前のイベント中止の時点で理由を簡素な文章でだけでも記すべきだった

結局楽曲の盗作疑惑が原因だったとはいえ、イベント中止の理由を巡って様々な憶測が飛び交い荒れてしまったのは良いとはいえないであろう。

また、生配信からしばらく時間が経ってお客様からお問い合わせがあったことを理由とし、開始時刻の1時間前にイベント中止って、鱗滝先生の言葉を借りるとするなら…

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同じことを言うが、生配信でお披露目する前から楽曲をチェックすることはできなかったのだろうか?

 

>他社権利既存楽曲との類似性に関しましては、その後の確認により意図したものではなく結果として発生してしまったものと判断しておりますが、引き続き今後の対策に関して協議をしてまいります。
意図したものではないというのは、トレス騒動やパクリ騒動の謝罪文ではよくある一文である。

今回のミリシタの盗作ではイベント中止にまでいったのであるのだから実質的にパクリを認めたと考えて良いだろう

「ワンフレーズだけ似ていたから中止にしなくても大丈夫だったのに中止を決断した運営偉い!」とか言う奴がいるが、結局後めたいことをしておいて何が偉いのだろうか?

歌詞の一文が似ているだけで訴えられたケースだってあるのだ。

「他のゲームアニメにだって酷似している曲があるのにそれはいいのか!」と言う者もいたが、その楽曲はドラゴンボール改の劇伴のように作曲家がパクリと認めて販売中止になったのか?

一ユーザーがどれだけパクリだと思っていても、それが公に認められなければそれは一つの意見でしかなく、パクリと断定できないのである。

 

ミリシタ運営は盗作を認めた、イベント中止を決断した。

パクリでないならイベントはそのまま行うことだってできたはずなのだ、どれだけたまたま似てると擁護しても、イベント中止が決定し協議しなければならなくなった状況、それに至った結果が全てなのだ

2015年に発表されたデレマスの楽曲「青空エール」のイントロはQUEENの「We Will Rock You」にそっくりではあるが、デレステでいまだに遊ぶことができるし、バージョン違いの楽曲がCDに収録されている。

本当に問題視されているのであれば今頃表に出ることはなくなっているはずだ。

デレマスも過去にはなんらかの理由があってイラストを差し替えたことはあった。

とにかく、問題があるなら運営は動く、問題ないなら運営は動かない。

 

>本イベントのために結成されたユニット「chicAAmor」のアイドル及び関係者の皆様には、一切の責任はございませんことを皆様にお伝えいたします。

>また今後につきましても、必ず「chicAAmor」の楽曲イベントを開催することをお約束いたします。

『アイドル及び関係者の皆様には、一切の責任はございません』って、これはアイドルを演じているキャスト及びその関係者に言っているの?

アイドル(キャラクター)目的でイベントを遊ぼうと思っていたプロデューサー(プレイヤー)のことを言っているの?

もしかしてアイドルの盾と批判されたことを謝っているの?

こういう謝罪文で変にミリシタの世界観を意識されても困る、なんのことを指して言っているのかわかりにくい!

あくまでプレイヤーに向けて発信する文章なんだから、そこははっきりさせて欲しい。

風花がブログでイベントの中止に触れたことと紗代子がメールでコメントしたことに関して何が問題だったかといえば、事前に運営が何が原因で中止になったのか、簡単に軽くでもいいから明らかにすることができなかったからだ。

時系列を踏まえて考えると、中止を決定した段階で楽曲に盗作疑惑が浮上している可能性もありえる。

最初の中止告知で理由を明らかにしておけば、あるいは21日で詳細が明らかになってからアイドルにコメントをさせていれば、アイドルの盾と言われることはなかっただろう

これは個人的意見だが、今回盗作が発覚したユニットでイベントをやるのはやめたほうがいいのではないだろうか、楽曲の盗作騒動が起きちゃったイベントの振り替えだって言われちゃうと思うのだが。

 

>今後はこのようなことが無いよう、再発防止に取り組んでまいります。

 再発防止に取り組んでいくのはいいけど、今回の楽曲を手掛けた瞳のスクリーンをパクってしまった作曲家は誰なのか?

それをハッキリさせないのは作曲家を守るために致し方ないとする意見は人道的な意味でまあまあ理解できるのだが、愛の旋律を作曲した作曲家の名前を隠してしまうことでまたいらない憶測を招いてしまうのだがいいのだろうか?

今までミリオンライブに楽曲を提供したことがない全く新しい作家さん?

それともミリオンライブでおなじみの作曲家さん?

まさか丸々パクったのに比べればなんて言ったラムシーニ氏?

ランティスのミリオンライブ担当の体制が甘いからこの騒動は起きたのか?

性格が悪いかもしれないけど、これまでもこれからもミリオンライブに楽曲を提供していく作曲家にいらぬ疑いをかけられてしまう懸念を抱えたままミリオンライブを展開していくつもりなのか?

犯人探しをして歪んだ正義感でパクった作曲家を叩くつもりか!と言われそうだが、そういう疑いの目をかけられる状況にミリオンライブは陥っているのだ。

そもそもミリマスのファンはVtuberが楽曲をカバーしたら怒り狂ってた、自分たちの好きな作品に起きたパクリ騒動は運営よくやったと褒めてそのままでいいのか?

 

今後のミリオンライブが歩む先は暗い

まとめに入るが、今回の盗作騒動を踏まえて改めてミリオンライブというコンテンツが腐りきってるなと思わされた。

去年の1月は無料10連キャンペーンでバグが起こり、その補填対応でやらかして問題になった。

去年から何にも変わっていない、もちろん悪い意味で

むしろ去年よりもひどい、なにせ楽曲の盗作が発覚し、イベント中止というアプリゲーにおいて前代未聞の不祥事を起こしてしまったのだ。

デレマスより楽曲がいい!とアピールしていたミリマスPにとってこの騒動はとてつもないダメージだ

ミリオンライブを好きな人全てがダメというわけではない、しかし運営の甘さとずさんさ、ミリシタPの運営に対する甘さ、運営とユーザーのお互いが甘やかし甘やかされていてあまりにも独特の世界を作り上げてしまっている。

今回の盗作騒動は外野が騒ぎ立てるせいで大事になった、デレマスPのせいだ、これを機にジャニーズとコラボしようぜetc……………そんなこと口にして運営擁護に回れるとか、ふざけているのか?

自分がデレマスPだからそう見えてしまっているのかもしれないが、ミリシタ側のクレイジークレイジーの扱いとか、公式ラジオであるミリラジで山崎はるかがデレマスを悪く言い始めるのとか、ラムシーニ氏の楽観的なツイートとか、ファンだけじゃなくてキャストや関係者も含めてどうかしてるのでは?と思うところがある。

かつてはミリシタも遊んである程度課金していたからこそ言いたくなるが、このまま続けばどんどん腐っていくだろう。

 

ミリシタ楽曲盗作騒動の何が問題か

●愛の旋律という楽曲がHey!Say!JUMPの瞳のスクリーンに酷似、結果的に盗作だった

●イベント中止決定からの行動の順序がとにかく悪い

・理由が明らかになったあとであればアイドルの盾などと批判されなかった

●イベント中止になった結果が全て

・ワンフレーズ似ていただけ、たまたま似ただけならそれならイベントを中止にしなくていい

・他の楽曲がパクリかどうかをパクった側がどうこう言ったところで変わらない

●愛の旋律を手掛けた作曲家は誰なのか?

・ミリオンライブに携わった作曲家たちに疑いの目がかかったままでいいのか?

・愛の旋律を手掛けた作曲家を公表するべきか否か?

アニメアイカツをこれから楽しむ人に元アイカツおじさんが言いたいこと

僕は昔熱心にDCDを遊んでいたアイカツおじさんだった。

一ノ瀬かえでっていうキャラクターが大好きで、アイドルもののアニメゲームで一番最初に好きになったキャラがかえでだった。今でもかえでというキャラクターは好きである。

でも、いろいろあって今はアイカツへの熱意は完全に消え失せてしまっている。

バンダイナムコフェスティバルでの影響やYouTubeでのアニメ無料配信、そしてアイカツプラネットという新シリーズのスタートで、今アイカツにハマったというオタクを見かけるようになった。それ自体はいいことなんだけど、複雑な気持ちが沸々と湧き上がってくる。

大人ファンがDCDを楽しむにはハードルが高いと思うので、アニメのみに絞る。

これからアニメアイカツを楽しみたい人に心の片隅にでもしまってほしいことがいくつかあるので、それを書いていく。

 

1.楽しみたいならSNSは見るな

アイカツ 問題点で検索するとtogetherが引っかかる。そこに僕の名前があるのだが、当時の僕は公式スタッフのスタンスに批判的な拗れたアイカツおじさんだったのである。

そしてなにより、アニメアイカツシリーズの中心人物である木村隆一監督にツイートを晒され、当時木村隆一監督の信者だったみなさんに袋叩きにされ、全員ではないけど相互フォローしていたアイカツファンにDMで詫びを入れてツイートを自粛していた。

詳しくは以下のtogetherを見てほしいが、まあなにかとSNSで騒ぎが起きるコンテンツだったのである。

けもフレ騒動にも繋がる出来事であるので、後年になって木村監督のSNSの使い方の問題性がやっと注目されて内心はホッとしたのだが、当時の僕はアニメアイカツへの不満も抱えていたこともあり、かなり頭に血が上っていた。

https://twitter.com/Ryuichi_Kimura/status/755528933932531713

当時の炎上の件は木村監督の言い分の方が理解されると思うし、僕の行いの方が批判されて当然だと今は思っている。だが、この事件を通じて僕を批判していた人たちは木村監督のSNS上での振る舞いを指摘せず、なあなあでごまかしていた。僕も人間なのに、木村監督は人間だからいいじゃん!みたいなこと言われていたのは正直今でも根に持ってるくらいである。僕の中では社会的な正しさだけの問題ではなくなっていて、でも僕が批判されるのは仕方のないことだということも理解しているつもりである。

良くも悪くもアイカツというコンテンツはSNSでの盛り上がりに左右されてしまったコンテンツだったと思う。

回数で見ればそれほどではないけど、何かあれば崖登り、斧ネタに走るのは、加藤陽一氏がネットでバズるネタを取り入れるタイプの脚本家だったからだと思う。(妖怪ウォッチを見てるとそういうタイプの作家さんだと確信するレベルでパロディネタをよく使ってた。)

アニメアイカツ公式TwitterのまっPなんて女性向けタイトルでやったら批判されてるレベルで百合ネタSSを投稿してネットのアイカツ界隈からチヤホヤされていたのだから酷いものだ。(もちろん批判している人もいたけど、アイカツの大人人気は百合カップリングによるものも強く、百合好きの人たちに炎上させられていて見ていて可哀想に思った。)

テレビ放送当時はSNSで公式関係者が大空あかりと瀬名翼の恋愛描写があるとか煽ったり、描写不足のフォローで裏で努力していたなんてツイートをするような関係者もいたりして、そういったところでも荒れてしまったのだ。

フレンズになってからは監督の人がSNSを表立ってやっていなかったこともあり炎上はしなかったが、ぶっちゃけアニメの中身が薬にも毒にもならない薄味なものだったこともあって、アイカツファンではない人への話題性はほぼなくなっていった。

こういった公式関係者のSNSでの態度を見ているとアイカツというコンテンツが先細りしていくであろう予感はしていたし、実際今のアイカツは全盛期の頃の人気を感じさせない。良くも悪くもSNSありきの話題性で成り立っていた評価でアニメアイカツは大人ファンから見られてしまっている。

長くなってしまったが、本当にアイカツのアニメを楽しみたいのであればSNSの反応は気にせず見るべきだと思う。

個人的にアニメアイカツSNSで感想を共有する、実況することでちょうど良いくらいの薄味な内容だと思っているけど、SNSのノイズのような反応に振り回されずじっくりみた方がいい。

 

2.別にアイカツシリーズを全話見なくていい

SNSで全話見ろとか雑なオススメしてくるアイカツ信者の言うことに耳を向けるな。ネタで言っているのもいるかもしれないけど、ネタとしてもつまらないし、アニメアイカツに全話視聴マラソンするほどの価値はない。

SNSアイカツを褒めてる意見はマジで耳を向ける必要はない。SNS上ではアニメアイカツは過大評価されてしまっているので、そういうのはシャットダウンした方が楽しめる。無理して全話見る必要はないし、少しでも登場人物へ共感ができなくなったらもうアイカツを楽しめることはないのでスパッと視聴を切れ。

プリティーリズムのような劇的な人間ドラマがあるわけではない、プリパラやプリチャンのようなサイケなギャグ展開があるわけでもない、ラブライブシリーズのようなミュージカル調で展開される青春ドラマのようなものはないし、アニメシンデレラガールズのような登場人物の繊細なキャラクター描写があるわけでもない。

アニメアイカツは初代アイカツの1年目は中身のあるアニメだったが、それ以降はほぼライブシーンのCG技術しか語れる要素がないアニメである。初代アイカツ1年目はまだお話は機能していたが、それ以降は1年目で貯蓄した貯金を切り崩していくだけである。

個人的な尺度での発言になるが、初代アイカツの1年目まで見てくれればそれでいい。

2年目以降は飽きたらスパッと切ってくれていいし、スターズとフレンズはアイカツ独特のテイストを前提とした話作りなので視聴難易度は高いと思う。オンパレードはオールスターものなので初見が見たところで楽しめないのでスルーでいい。というか、初代アイカツの1年目を見てよかったと思ったらもうそれ以降の初代アイカツのお話は見ない方がいいと思う。だんだん話が矮小化していくので。

 

3.主人公以外のアイドルは主人公の引き立て役でしかない

アイカツシリーズの主人公とされるのは星宮いちご(初代アイカツ1st〜2nd)、大空あかり(初代アイカツ3rd以降)、虹野ゆめ(スターズ)、友希あいね&湊みお(フレンズ)、姫石らき(オンパレード)の6人。良くも悪くもアイカツはこの6人の主人公を中心に話は進んでいく。

アイドルものアニメはメイン級のアイドルたちになるべく焦点を当ててキャラクターを掘り下げていったり、なるべく出番を作って話に絡ませたりする傾向にある。キャラクターの数が多い場合は主役級のキャラを絞って話を展開していき、ファンサービスでキャラクターを一瞬の間登場させるものもある。

アイカツはそういうことはなく、DCDのゲームではプレイアブルキャラクターであるアイドルであってもろくな出番がないままフェードアウトしていくキャラが多い。例えば初代アイカツはキャラクターが多かったため、ろくな掘り下げもないまま出番がなくなったり、出番があっても一発ネタをやるだけの賑やかしキャラになっていくアイドルもいた。

上記の6人の主人公がそれぞれのシリーズでトップアイドルになっていくことに注力している。他のアイドルの存在がライバルとして立ち塞がる障害になるわけでもなく、そういったキャラクターはファンの間でヘイト対象にされて叩かれやすい。これに関してはアイカツが優しい世界を描くことを主題にしてしまってるせいでもある。優しい世界を描くというのは木村隆一監督が発言しているのだが、なんともふわふわとして明確な定義の見えないものだ。そのせいかは知らないが、これが優しい世界なのか?と首をひねりたくなるような展開もある。というか、アイカツって別に優しい世界じゃないし、それを描けるような世界観ではない。

例えば。優しい世界とはいえ普通にオーディションで他のアイドルと対決して仕事を獲得することだってあるのだが、主人公がオーディションを勝ち抜いて落選したアイドルは呑気に拍手してるシーンが描かれたときは正直ゾッとした。該当のシーンは初代アイカツの4thシーズンの話にあるので、もし見る機会があったら確認してほしい。

また、スターズはアイカツシリーズのなかでは非常にシビアなテイストではあったのだが、シリーズファンの間では評価が低いが、いろんなアニメを見ている人からするとこんなのでシビアなの?って思うくらいのテイストなので、この評価は気にしなくていい。

 

4.アイカツは女児向けアニメであることを忘れるな!

なんといったらいいか、今のアイカツシリーズって本当にメインターゲットの女児に向けて作られている作品なのか疑問に思う。

いや、プリキュアやプリパラや抱き枕シーツを販売して、そんなの女児向け作品が出すグッズじゃねえ!って批判されてるので、これは女児向けアニメ全てが抱えているジレンマなんだとは思うが。でも、アニメ本編はキッズアニメとしての線引きはしっかり守っていると思う。

これを大人である自分が考え始めるのは不毛だしやめておきたい。

何が言いたいかというと、アイカツはメインターゲットの女児に作られているアニメであることを忘れるな!ということである。

つい最近アイカツを見始めたオタクをツイッターで見かけたが、アイカツの楽曲は女児にはもったいないとか言っていた。なめてんのか?

プリキュアオタクにも言えるけど、本来のメインターゲットではない年齢層のオタクが踏み込んでいることを忘れてしまうのは良くない。正直、ここ最近のアイカツに子供人気はあるのか疑問ではあるが、とにかく子供に向けて作られた作品であることは忘れてはいけないのである。

(エロ同人作るなとは言わないけど、それをゾーニングして欲しいという木村隆一監督の主張は間違ってないし正当性の強い発言だった。初代放送当時はそれがいきすぎてて風当たりが強かったので、問題もあったけど。)

近年キッズアニメが大人の視聴に耐えうるみたいな評価がされることもあるけど、あくまでキッズ向けなのだ。批判しちゃいけないわけではないし、楽しむなというわけではない。大人ファンは節度をもって、楽しもうと言いたい。

 

以上。

 

以下アニメアイカツを言いたいことまとめ。

 

●アニメスタッフのSNSでの発言で荒れた作品だった

●ぶっちゃけSNSで過大評価されてる作品なのであまり期待するな

●別に無理して全話見なくていい

●初代アイカツの1年目だけ見て満足したらそれ以降見なくていい

●ライブシーンのCG技術ありきのアニメである

●少しでもキャラクターに共感できなくなったら視聴をやめよう

●優しい世界を期待して視聴すると肩透かしをくらうぞ

アイカツは女児向けアニメであることを忘れるな

 

矛盾してるようなまとめになってしまっているが、自分にとってアイカツは愛憎愛半ばといった気持ちで接しているものなのでお許しいただきたい。

アニメアイカツをオススメしたいのかしたくないかでいったら、オススメではないけどいろんな意味で一見の価値はあると思っている。全盛期と言われる2014年頃の勢いはすでに失われてしまったシリーズなので、変に熱を持たず緩く楽しんでほしい。

アイカツ面白かった!」

「言うほど悪くないじゃん!」

「ネットで言われてるほど面白くはないかな」

どんな感想であれ自分の抱いた感想は大事にしてほしいし、SNSでの評価と自分の評価にズレを感じたというのであれば、自分の評価を大事にして欲しい

M@STERPICEをVtuberが歌ったことによる騒動で、アイドルマスターを呪縛に感じた話

非常に考え詰めてしまって暗い気持ちになってしまったので、戒めも込めて吐き出しておきたい。

 

今週、とあるVtuberの方が復帰祝いの配信で初代アイドルマスターの名曲『M@STERPICE』を歌ったそうで、それがきっかけで初代アイドルマスターのオタクが怒ったと話題になってしまった。

(アイマスシリーズの作品が好きなオタクの間では初代アイマスは765ASと分類される。アーケードゲームや家庭用ゲームでリリースされたゲームに登場する765Pに所属しているアイドルたちの世界観。765ASはそのアイドルたちを指して使われる。シリーズ作品であり後輩の位置付けであるアイドルがたくさん追加されたミリオンライブも765Pを舞台とした世界観なため、区分けするためによく使われる。わかりやすくするため初代アイマスは以下765ASと表記)

僕自身はVtuberへの興味は薄いのだが、自分がよく遊んでいるシンデレラガールズの楽曲をVtuberの人が歌ってたりすることも多いし、その楽曲を作っている作家さんがVtuberに楽曲を提供したり出演している声優さんが自身の冠番組で共演したりとかしているのは知っている。

自分の好みで言えば、なんでカバー曲を歌ったりするんだろうなと思ってしまうところもあるのだが、別にそれでカバーされた曲の原作にVtuberのファンが興味を持ってくれるのはいいことだし、それで喜ぶ人がいるのだから変に問題視するのはおかしな話だと考えている。

今回話題にしたいのはVtuberのことではなく、アイドルマスターが呪いになってしまっているのではないかと嫌な気持ちになったことである。

(でもVtuberのファンの人にも見てもらいたいのでタグはつけました、御了承ください。)

 

M@STERPIECE(以下、略してマスピと称する)がトレンド入りし、何事かと思えばVtuberの人が聖域扱いされているマスピを歌ったことで老害アイマスPたちが怒り、マスピがトレンド入りするレベルで話題になってしまった。

話題になってしばらくして、シャニマスの収益や権利の問題と絡めて問題視しているということにされているが、発端はマスピを歌ったのが気に食わない老害アイマスPたちが怒ったからだし、権利問題はマスピの騒動と切り離して考えるべき過去の問題。はっきり言って言い訳に使われてると考えていいだろう。

マスピは劇場版アイドルマスター 輝きの向こう側へという映画で流れた劇中歌。劇中では登場人物が一体となってライブの実現へ向かうドラマが描かれており、そのライブで披露されたのがマスピ。また、曲名に@のついている楽曲はアイドルマスターというシリーズの枠組みで考えると非常に特別な意味があるとされている。

アイマスをよく知らない人は、マスピは初代アイマスのファンから神格化され@のついてる神聖な曲として考えてくれればいい。

アイドルマスターというシリーズの枠組みでいえば、マスピはすでにシンデレラガールズ島村卯月というキャラクターに2014年のコミケで発売されたオフィシャルCDでカバーされているのだが、かなりの数の765ASファンに格が足りないとかいろんな理由で叩かれている。

(ちなみに同じCDで765ASの天海春香シンデレラガールズの楽曲で代表曲のお願いシンデレラ!を歌ってるのだが、こっちは卯月のマスピと比べれば表立って叩かれることはなかった。2014年当時はまだ765ASに勢いがあったし発言力の強いファンが多かったので、卯月のマスピと比べると問題視される傾向は薄かった。)

他にも、シンデレラガールズのゲームで「マスターピース」というユニットが登場したことでその名前を使うな!と怒ってる人もいた。マスターピースというユニットはシンデレラガールズのたくさんあるユニットのひとつに過ぎないし、そもそもマスターピースという単語はありふれたもので、「M@STERPICE」という表記ではないのだからこれは難癖だ。ユニットについては以下のサイトにどういうメンバーなのか書いてあるので参考にしてほしい。

seesaawiki.jp

(なお、ミリオンライブ シアターデイズというゲームでマスターピースとかいうアイテムがあるのにそれはいいのかと言いたくなったのは秘密である。)

 

だいたい年期のあるファンが新参者へ知識量でマウントをとると老害とされるのだが、アイマス界隈で老害だと言われがちな人は本当の意味で老害な人が目立つ。老害という言葉をGoogle検索すると出てくる解説記事で書かれていることがほとんど当てはまるレベルで。

正直ここ最近の765ASは独自展開が弱くなっており、アイドルマスターと一言で言っても様々なブランドが展開中なとても規模の大きいコンテンツと化している。765ASは知らないけど、シンデレラガールズ、sideM、シャイニーカラーズから始めた、それぞれのブランドだけを遊んでいるファンだっていて当然な環境なのだ。

そんななかで、765マスピを歌ったVtuberをきっかけにマスピを好きなってくれるかもしれなかったのに、Vtuberのファンに対して「怖い」「なんで怒るの?」という印象を植え付けてるだけで、逆境をより強めてるだけだ。

 

この騒動で、僕はアイドルマスターという看板が呪縛のようなものになっていると確信した。

アイマスではないブランドに対する老害ファンの攻撃的な姿勢。それだけでなく、他のアイマスブランドのファンも765ASを知っているのは当然であるような考えが強要される風潮がある。今のアイマスがあるのは765ASがあるからだ感謝しろ、と言われたこともあるし、そういう発言をしている人は1人ではなかった。

今はアイドルマスター15周年ということでブランドの垣根を超えた企画が行われているが、シンデレラガールズも、sideMも、シャイニーカラーズも、アイドルマスターという名前はついていても実質的には別モノと考えていいほど独立した存在だ。もはやアイマスと一言で言っても、それをシンデレラガールズだけを指して言っている人もいるくらい、今のアイマスは様々な考えのオタクたちが集まったコンテンツとなっている。それなのに、無配慮な部分が目立つためにそれぞれのブランドのファンのなかで、不満を口にしているファンが現れている現状もある。

家庭用最新作として発表されたアイドルマスター スターリットシーズンがその最もたる例で、どういうゲームでなにが不満として語られているのかは説明すると長くなるので割愛する。

情報は古いが、以下のページで語っているので参考にしてほしい。

kyk211222.hatenablog.com

複数のアイマスを遊んでいる人もいるがそれがけっして当たり前なスタイルではないし、765Pの世界観だけが好き、シンデレラガールズだけが好き、sideMだけが好き、シャイニーカラーズだけ好きなんて人もいたっておかしくない。

765ASの存在が絶対ではなくなってきている状況に加え、それぞれのブランドが独立しているのに765ASへの感謝をしろと言われるのは言われる側からすれば理不尽だ。会社の老害おじさんにパワハラされてるようなものと考えると非常にしっくり来ると思う。

765ASや765Pの世界観を好きであることが罪なのではない。ないのだが、アイマスPならそれを好きであることが当然だとか強要されても、嫌な気分になるだけだとなぜわからないだろう。呪縛と感じたのは、そういった現象を目の当たりにしているからでもり、自分がアイドルマスターのファンというよりシンデレラガールズのファンであるからというのもある。

僕の口からは不満を抱えている人が現れていると言ったが、今の現状を楽しんでいる人もいる。そういう人にまで首を突っ込み押し付けすぎると自分も呪縛を植えつけてしまう存在になってしまいそうで、匙加減がいまだにわからない。

もはやアイマスと一言で言っても定義は一つではなくなってきてるのではないだろうか。

 

 

…うーんダメだ、1人で黙々と考えていると頭がパンクしそうだし、非常に気持ちが暗くなる。

偉そうに言っているが僕もアイドルマスターの呪縛に翻弄されているではないか。

僕の考えはまだまだ洗練されておらず突っ込みどころも多いだろうが、とにかく非常に根の深い問題なのはわかってもらえたらありがたい。

 

 

ここからは個人的な体験による話。

これを書いてる日にシャニマスのオタクと口論になってしまった。

見に行ってもいないのに「デレマスの7thライブ名古屋公演がDJ KOOの出演によって話題を全て持っていかれていた、そこを話したら全肯定の信者と噛み合わなかった」とかツイートしていたので、僕はそれにリプしたのだが、全肯定の信者扱いされたことや話が複雑になってしまったことで口論になった。

相手側は自分の意見を矯正させに来てるのと思ったらしく、自分が最高だったよと発言したことで全肯定の信者の1人としてカウントされてしまった。相互フォローだったんだけど、今はこっちはミュートにしてある。

詳しくは以下の埋め込みから確認をしてほしい。自分にも非があるのかもしれないが、嫌な対応をされたと思ったので感情的になってるしこっちも相応の態度でまとめた。読んでいるあなたがどう思うかはあまり考慮していない、自分の視点でまとめたものである。

相手にしてから時間が経った今、相手にしていて思ったのはアイマスへの憎悪で視界が曇ってそうだなと思ったし、自分からリプして言うのはどうかと思うが攻撃的な態度でとにかく疲れた。

でも、ここ最近の自分もその憎悪に飲まれかけていたのではないかと自己嫌悪感が湧いた。アイマスの呪縛とタイトルに書いてあるけど、その呪縛の存在のことに頭が支配されて悩みの種になっている。自分自身の心の問題も抱えてしまっていると思った。先程も書いたが、自分自身もアイマスという枠組みに翻弄され疲弊している。

考えを主張するのは大事だが、相手の考えに全く寄り添わないのも考えものである。マスピの騒動で出てきた老害みたいな人間にならないためにも、自分への戒めとしても、この記事を形にして記録して自分のどこがおかしかったのか省みる必要があるだろう。

どう線引きするべきなのか難しいが、まずは人を不愉快にさせないよう言葉を選んだりしないといけないだろう。

 

今回は数年前のアイマス界隈の状況だったら書けなかったと思っているし、それでもこの記事を見た熱心なアイマスPからすれば怒らせてしまうものだと思う。でも、今のアイマスの現状への不満が目に見えて増えているのを実感し、Vtuberへの傲慢な態度を見せた老害アイマスPがアイマスを知らない人にも迷惑をかけた今だからこそ書きたかった。

アイマスのシリーズ統括運営(デレマスやミリマス、シャニマスの運営と言っていないのがポイントである)はビジネスとして展開していくのに一生懸命なんだろうけど、展開した複数のブランドをアイマスのシリーズの枠組みだけのメソッドで考えるのはもう厳しい現状をいい加減把握していただきたい。

僕はシンデレラガールズのファンとして今後も過ごしていきたいし、この意見を発したことでアイマスから手を引けやめろなんて言われる筋合いもないことはハッキリさせておくことを表明して締めの一文とする。

アイマス新作、スターリットシーズンについて思うこと

アイマス新作について。

まだ1月の発表だけしか情報がなかったときに下書きにしていたものを、

あえて完成させて書き綴ったものです。

10月の発表を踏まえたものは別に書いて公開する予定です。

 

 

1. なんのためにシリーズ合同にしたのか?

 

1/20(月)に発表されたスターリットシーズン。

765Pのプロデューサーとして重来の13人に加え、

シンデレラガールズ、ミリオンライブ、シャイニーカラーズからそれぞれ選抜5人を

プロデュースするというストーリー。

ゲームシステムは過去作品のブラッシュアップ、

コミュは事務所の垣根を越えて交流があるもの…

現在も開発中なので動画は出せないとのことでしたが、

おおまかにどういうゲームになるのかが明らかになった発表でした。

 

正直なにを考えてこんな内容にしたのかピンと来ない内容でした。

765AS以外の他のシリーズのアイドルを選抜する…まではわかりますが、

その選抜されるアイドルの数が765ASに対して少ない。

765ASはきちんと全員出しているから余計に+αでしかないように感じてしまいました。

現時点の発表で参加アイドルが28人という時点でゲーム性を考えれば多いですし、

開発コストのことも考えるとキリがないポイントです。

ですが、やってることとしては今までのアイマスに+αで

他の事務所のアイドルも選抜で出しているだけではないですか?

新しい挑戦をしているような雰囲気を全く感じません。

 

動画はディザートレイラーだけで、スクリーンショットばかりだったので、

今後も新情報は発表されていくのでしょうが、

現時点では目を惹くような新要素があるとはとても思えません。

 

 

2. 誠意を感じられない坂上Pの下手な言い訳

 

今回の新作発表会で否定的な意見を出している方が多く見受けられます。

否定的な意見に対して怒りをぶつけている方もいますが、

その怒りを否定派の方々にぶつけるのは大きな間違いでしょう。

SideMのアイドルが登場しないことに対して半笑い、ろくな言い訳を思いついていなかったのははっきり言って印象が悪いですよね。

かといってわざわざ言及した中村さんが「よくやった!」 と言われているのも違和感があり、sideMについて言及するパートが台本にはなかったからこそ坂上Pがうまくアドリブで説明できなかったとも見れますが、まあどっちにしろダメダメだなって感じです。

 

 3. SideMのユーザーが怒るのは当たり前

 

SideMは非常に厳しい状況にあると聞いています。

リズムゲームのエムステの事前登録に協力したときを思い出しますが、あの時も運営がしっかりしていないせいで一ファンに過ぎない人が一生懸命事前登録に協力してくれ!と呼びかけていたのを今でも覚えています。

ライブコンテンツとして伸びていることは耳にするのですが、ゲームの方は不満を口にしているユーザーが多く、アイドルマスターというシリーズの枠組みであることが起因で振り回されていることに苦言を漏らしているユーザーも見かけました。

そんななかで15周年記念PVを流したあとにsideMだけ出番がないゲームの発表。

登場することがまずありえないとしても、坂上Pがヘラヘラ笑ってごまかすのは今まで不満が溜まっていたsideMのプレイヤーにとって我慢の限界だったと思います。

SideMの周年キャンペーンがアイマスシリーズの周年記念とごっちゃにされたという話もありましたし、都合のいいときだけアイマスシリーズの看板を使われて、都合の悪いときは出さない。

SideMはアイマスというシリーズの看板が逆に呪縛になってしまっていると思いました。

 

 4.765PASがアイマスの頂点という幻想は捨てるべき

 

アイドルマスターといってもいまはもう765ASだけのものではなくなりました。

シンデレラガールズ、ミリオンライブ、sideM、シャイニーカラーズ。

ASも含めれば5ブランド展開していると公式も売り文句にしているわけです。

そんな売り込みのなかで、スタマスは当たり前のようにASの13人は全員出して、他のブランドは5人ずつの選抜。

家庭用ゲームは765ASのものという意識で作っていて、それでいて他のブランドからアイドルを呼んで他のブランドのファンに遊んでもらいたいという、いくらなんでも客を舐めてるのかとしか思えないものです。

もともと15周年記念作品ではなかったとはいっていますが、そんなことはユーザーからすれば関係なく、15周年に合わせて出す以上はもうそういうゲームだと思われておかしくはないのです。

 

5.みんマスは幻想

 

複数のブランドからアイドルを出したところで購買意欲が湧くかというと、もともと765ASを知っている、好きだという人に限られると思いますし、SNSの反応やライブイベントに参加している人たちを見ていると錯覚しそうになりますが、複数のアイマスをみっちり遊んでいる人はそうとうなコアユーザーだと思われますし、数で考えるとかなり限られるのではないでしょうか?

広く浅く複数のアイマスが好きだという人は見かけますが、そういったユーザーはシリーズの垣根を越えてアイドル同士の些細な共通事項を見つけたり、自分の好きなアイドルが一緒にいる姿を見るのが大好きという感じで、二次創作でそういった願望や妄想は消費され尽くされており、公式がわざわざ手を出したところで膨大に膨れ上がった期待に応えられる技量はないでしょう。

事務所を越えて共演することそのものが実現して非常に大喜びしている人は見かけるので、まあ需要が全くないわけではないからこそ今回のスタマスが生まれたんだとは思いますが、早速sideMがいないことで不満の声が上がってしまっています。

765AS以外はおまけとしか思えない人数(それでも一人あたるにかかる作業量は大きいですが、いかんせんアイマスというシリーズの物量そのものが膨大すぎてそれでも足りなく感じてしまう状況)なので、登場するアイドルのファン以外は全く興味がそそられずに終わる。

初代アイマスの楽曲『団結』の歌詞からみんなまとめてアイドルマスターという言葉が生まれ、略してみんマスという言葉が生まれ、アイマスシリーズのアイドルを越境させたりシリーズ同士をコラボさせる人たちがみんマス勢と呼ばれることもあるますが、そういった人たちの願望をゲームで叶えることは絶対に無理です。

それぞれのブランドがそれぞれ独立して展開していこうとしているときに、スタマスのようなゲームを出したところで訴求力のあるものにはなるとは思えませんし、それぞれのブランドが膨大な情報量を抱えて膨大な期待をどう応えていくかというのが永続的な課題になっているわけで、膨大な情報量のコンテンツを4つも掛け合わせてやったところで逆にパンクしてまとまりのないものにしかならないでしょう。

 

6.プロデュースゲームという形に拘らなくても良かったのでは?

 

アイマス界隈を見てると、リズムゲームは嫌だ従来にプロデュースゲーこそがアイマスだ、と語っている人はけっこう見かけます。

僕はアイマスだからといってプロデュース形式のシミュレーションゲームのジャンルに拘らなくてもいいと思っていて、今回のスタマスも従来のプロデュース形式なのがかえってシリーズ合同のゲームとして作るうえで大きなデメリットになってると考えています。

他の人も言っていますが、マリオパーティ桃太郎電鉄といったすごろくやミニゲーム形式のパーティゲームだったらよかったのではないのでしょうか?

あらすじも各事務所からアイドルが一つのバラエティ番組に参加して共演するという、ゆるくてワイワイ楽しめる雰囲気でやればsideMのメンツだって参加できたはずです。

765ASは春香、千早、美希の3人、デレからは卯月、凛、未央、シャニからはイルミネの3人といった具合に各ブランドのメイン3人がプレイアブルで、ミニゲームのアトラクションに各ブランドからいろんなアイドルが出てくる、みたいな発想がなぜアイマスチームにはなかったのでしょうか?

ノウハウがないからと言われたらそれまでですが、プロデュース形式にこだわったことがかえって仇となっているように見えます。

 

 

以上です。

また新情報が出たときにどのような反応が出てくるのか、それだけは気になっていますが、まあ買うことはなくスタマスの情報だけは追っていくスタンスで見守っていこうかなと思います。